クラシック音楽専用のホールについて。


皆さんが

コンサートホールに求めるものは


なんでしょうか?

大阪に【ザ・シンフォニーホール】という

有名な場所があります。


ザ・シンフォニーホール(Wikipediaさんより)

ホールの歴史(ザ・シンフォニーホール公式サイト

自分がこの場所に興味を持ったきっかけは


神保町の古書店で見つけた

一冊の本に触れたことからでした。

*残響2秒〔ザ・シンフォニーホールの誕生〕

   三上泰生著 大阪書籍

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大阪に 「日本で初めて」建設された


クラシック音楽専用のホール。

その【建築物】についての著書です。

その事業の

発案・理念・計画・苦悩・施工等について


細やかに書かれています。


ここから興味を持って

クラシック音楽が演奏されるホール関連の

様々な書籍に興味を持って読み勉強し始めました。

とても懐かしい本。

今だと 古書店か

ネット通販で手に入るかどうか?ですが


御興味があれば ぜひご一読下さい。


このホールの素晴らしさを示す

有名なエピソードがあります。

ザ・シンフォニーホールの開館は

1982年の秋です。

その2年後

【1984年10月18日】

その時はやって来ました。


ヘルベルト・フォン・カラヤンです。




ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共に来日し

この新しいホールを試すように?演奏したと思われます。

 Wikipediaさんより




カラヤンの感想がどんなものだったかは

上記の シンフォニーホールさんの公式サイトを観ると

わかります(^^)



この日の演奏直後に見せた 

カラヤンの笑顔は

一つの大きな指標と

個人的に考えています。


*この時期のカラヤンは

経験値では 世界一と自分は考えるからです。


他の誰よりも

この日のカラヤンの判定は大きかったと

自分は思います。


お世辞の笑顔は

演奏直後には作れないはず。。。


【直後】という点がミソでしょうか。

*ホールも鳴る「楽器」ですね。


何事にも言えますが

「一番最初に 何かを成し遂げる」ということは

とても大変です。 


大阪に素晴らしいホールを建設しましたね。



この頃の カラヤンとベルリンフィルとの関係などは

横に置いておきます。

いろいろあれど

実演に際して 手を抜くような


ベルリンフィルではありません。


レスピーギ

Wikipediaさんより



ローマの松

Wikipediaさんより




【アッピア街道の松】

 この動画をご覧下さい

YouTubeさんより


ホールの鳴り具合を確かめるかのように

最弱音から始まって 最強の強い音まで 

ppp から fff

存分・最大限に 鳴らし切った演奏。


まさに感動の瞬間。

*本にも記載されているのですが

いろいろ変遷がありましたが

パイプオルガンを導入して良かったですね。

*この曲には 33小節目から

オーケストラに加わるパイプオルガンが必要です。


人々の 努力・尽力の結実。

生で聴けた方が羨ましい。。 




 


ここからは

現時点での コンサートホールに求めることの

個人的意見です。


・クラシック音楽専用が良い。

・オーケストラ・室内楽・オペラ用

 別々が理想。

*多目的ホールとの比較論議は

 あまり意味がないと思います。


・残響2秒が良い:自分もそう思う。


・ホール内:音質が何より最大に優先される。

*椅子などは 音が良くなる趣旨であれば 

 座れるならば良い、と思う程度です。

(アメリカなど海外では立ち見でも大丈夫でした)

 とにかく音・音質。 

・ホール内装:装飾等 綺麗な方が良いですね。

 実は

 おトイレ等の利便性が最重要だったりします。
 

・飲食は必要なのか?:適度で良い自分です。

・外観は  入場前の心を目から癒して貰ったり

 気持ちを厳粛な方向へリセット出来たり。


 日常から非日常への 心の転換・変換が出来る

 大きな要素です。


しかし何回か通うと

外観には慣れてしまうので


ホールはやっぱり音質・音が

一番重要な要素だと思っています。



(●´ω`●) あくまで 上記は自分の好みです。

なかなかコンサートにも

出かけられる見通しが立たない時期ですが 


 *2020年5月時点

みなさんも ネット等で

好みのホールを見つけてみませんか。

たまには 違う視点から

好きなものを見つめてみると新鮮ですね。 


お読み下さり

ありがとうございます。