音楽鑑賞室(少しずつ・楽しく)


ニュー・ミュージック弦楽四重奏団

この名前を聴くと 


弦楽四重奏好きの方達には

【ベートーベン弦楽四重奏曲第9番】

「ラズモフスキー第3番」

第4楽章 が想起されて

通じます(^^)ね。

有名な録音。

現時点で

5分16秒】と 最速の演奏です。











この 

ニュー・ミュージック弦楽四重奏団の演奏した


ベートーベン弦楽四重奏曲第9番

ラズモフスキー第3番


の最終楽章は 

アレグロ・モルト(非常に速く)という演奏記号が


ベートーベンの楽譜上で ついており

弾き手への指示の間違いでは?と

言われる・言われていたほどの

高速演奏が求められます。
 



【メトロノーム】と【ベートーベン】

この2つのキーワードで検索すると

たくさんの記事が出てきて 勉強になります。


*メトロノームを初めて用いた有名作曲家といえば

ベートーベンです。


ベートーベンは

その メトロノームを使用していたので

諸説ありますが

この指示はきっと 正しいのだと思います。

初期のメトロノームは

機能が まだまだ正確でなかったとか

速すぎる設定からの議論も色々あって

自分は興味深く 論説などを読んでいます。

このアレグロ モルトに

果敢に挑戦して 破綻なく演奏しきったのが

今回ご紹介する

ニュー・ミュージック弦楽四重奏団です。

聴いてみるとよくわかりますが

いやはや 速い。

前述の通り 5分16秒。

高速演奏です。

(2020年3月現時点での 世界最速の演奏です)


ここで

メンバーを簡単にですが復習しておきます。

名手揃い:

第1ヴァイオリン:ブローダス・アール


第2ヴァイオリン:マーシュ・ライモンディ

ヴィオラ:ワルター・トランプラー

チェロ:クラウス・アダム(1955年まで)

→デイビッド・ソイヤー

 


*チェロのアダムは

1955年ジュリアード弦楽四重奏団へ移りソイヤーへ。



今回紹介の演奏ではチェロは 「アダム」です。

*ジュリアード弦楽四重奏団「メンバー変遷を確認」

ニュー・ミュージック弦楽四重奏団は



1948年から1956年までの

たった「8年間だけ」の活動でした。

コロンビアレコードから

録音のセットが出ています。

今回のベートーベン弦楽四重奏曲が


セットには見当たりません。

入手先ですが

バルトーク・レコーズ・ジャパン

現時点でCDが発売されています。   

828F7C71-8B64-4D3A-B020-32FEF89CCA22

 
41CB3864-6F2E-418C-ABBF-F79B48B8CCC2

棚から出してきました。(^^) 

自分も時々聴きます。
 

この曲の第4楽章の演奏時間を測定している
とても良いブログがあります。

「好録音探求」というブログ記事です。
こちらをぜひ精読下さい。 

*バルトーク・レコーズ・ジャパン


*好録音探求


今回は残念ながら

現在 ニュー・ミュージック弦楽四重奏団の音源が

YouTubeさんにないので

ランキング「第2位」のエマーソン弦楽四重奏団を

ここへ置きます。

ニュー・ミュージック弦楽四重奏団の演奏がアップされましたら

ここへ上げて更新致します。


5分20秒です。

この演奏も速いです。

エマーソン弦楽四重奏団 ウィキペディアさんより


良い演奏です。


ぜひ CDのお買い求めもいかがでしょうか(^^) 


【今回のキーワード】


・ラズモフスキー第3番 :第4楽章


・ベートーベンのメトロノームの指示

・最速

お読みくださり

ありがとうございます。