【将棋の勉強・羅針盤⑧】

 

合駒について

 
 

今回は合駒について勉強してみます。


当ブログでも 頻繁に出てきますが

そもそも 合駒をする際

どう 選べば良いのでしょうか。

いつも当たり前に書いていますが

選び方について

最初は 難しく感じるかも知れません。

 

*すでに 合駒について わかる方には

不要の記事です。 


 

 


少しずつ書いていきますが

 

もしも間違いがあれば ご指摘・ご教示ください。


Wikipediaさんより

 


 

本当は 実際のプロ棋戦棋譜も使ったりして

実際の図でも 学習したいのですが

現況では プロの棋譜を使用する際には

将棋連盟の許可が必要
になりましたので

 

当記事では 自作の簡単な「局面図」を使って

学習したいと思います。




 

【テーマ】

 

合駒の定義

 

合駒の選択の優先順位

 

合駒の用語と種類(代表的なもの

 
 

 

【合駒の定義】

 

今回はなるべく難しく考えないでシンプルに。

 

飛車

 

 

 

 

 

以上の遠くまで利く駒

攻められたとき(王手されたとき
にも

 

その間に駒を打って

利きを
遮る駒のことです。

 

 

書いても解りにくいので

以下で 図で観てみましょう。

 



 

【合駒の優先順位】


 

図:A ▲59香



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▲59香での王手です。

 

上図

ここから 

 

玉を逃げないで【合駒】をしてみます。

 

 

:▲59香 △52歩

 

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合駒をするときの 駒の選択ですが 

 

*優先順位は 

駒の価値の低いものから

 

考えましょう。

 

上図は 歩ですね。

 

 

:▲59香 △52飛合

 

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こちらは 飛車の合駒です。

もちろん【利きを遮る役割】を考えると

合駒としては 

飛車でもいいのです。 

 

ただし 飛合だと この次に

香で▲52香成とされると

飛車を取られます。

そして △52同玉と進んだ時

香車と 飛車を 交換することになりますね。 

 

価値の高い駒を 相手に取られてしまいます。

 
これは 局面図ですが

実戦ですと

価値の高い駒を相手に渡すと 


どうなるでしょう? 

駒の価値というのは 

移動できる場所がたくさんあったり 

攻めにも 守りにも 強かったり。 

そういう駒を なるべく相手に渡さないようにと

考えるのは 自然なことです。



*詰将棋でも同様に 

駒の価値が低いものから


順番に 合駒を 考えていく事と


当ブログでは致します。



*合駒の選択:考え方・順番。



【ポイント】


 

*詰将棋などでは

 

価値の高い駒を合駒することを

「限定」とした

 

詰将棋が創作されています。


 

*「合駒問題」といわれたりします。

 

飛車合のみが正解だったりする

詰将棋などです。


 

その「限定された合駒=限定合」を

探していくときも

 

価値の低い駒から

しらみつぶしに読んでいく練習が

 

初めは良いと思います。


 

初学のときから 直ぐに

「最善の合駒」を選択できなくても

 

練習していくと

 

解答に沿った適切な合駒が


直ぐ浮かぶようになってきます。

 

 


  

 

移動合

 

図B : ▲59香

 

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上図は 玉の横に銀がいます。

ここから 合駒をしましょう。 

 

 

図:▲59香   △52銀

 

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盤上に居る駒が

移動して 合駒になりました。

 

これを移動合といいます

 

上図

 

詰将棋でも

移動した合駒が最善となる問題が

 

たくさんあります。

 

初学から中級問題で

しばしばでてきます。

 

過去記事の待宵でも取り上げてきました。

 


 

【中合】

 

 

C: ▲59香 △55歩

 

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▲59香の王手に  △55歩と合駒をしました。

これは 当ブログでもよく出てくる

中合です。 

 

簡略にいえば

 

駒と駒の間に 間を空けて打つ合駒のことです。
 


:D

 
9E7F1171-4464-43F9-BCE8-688EE8905818
 

こちらは 応用です。

 

ここから移動合をしてみます。

 

 

:57角成

 

334F8796-85EC-446E-AE03-03CD2A316B27

 

57の地点へ成って 移動合で

 

王手を防ぎました。

これは厳密に言うと 移動中合 です。

 

 

:53角

 

2809F856-D75E-42E3-9926-662E2580BC07

角の特性を考えると 図Dから

もう1つ 移動合ができますね。 

 

53へ角を引いての

 

移動合です。

 

上図

 

 




 

【無駄合】(詰将棋の場合)

 

図:E


5F7E4821-8D32-4C9F-A15B-A5FBBC48709F

最後に 無駄合についてです。

手番は▲先手です。

 

上図から 持ち駒の香車を打って

1手詰の局面です。

 

・12から打っても詰み

 

・13から打っても詰み

 

・14から打っても詰み ……

 

以遠打といいますね。


1筋なら どこから香を打っても詰みなので


=「非限定」  とも言います。

 

過去記事の待宵で何度も練習してきました。

 

 

:▲19香

 
7788B651-BA72-4A28-9369-C3DF2D20CC34

上図  ▲19香と王手しました。
 

これも詰みです。

 
もし これが実戦で

持ち時間がなくなると負ける

切れ負け」の将棋なら

 

ここから後手は合駒をして

手数を
延ばし


先手に時間を使わせて 切れ負けに持ち込む?

 

などが可能ですが
 


これが「詰将棋」ですと

 

無駄合といって ルール上

正解となりませんので

 

ご注意ください。


 

:▲19香 △18歩(無駄合)


7CCF08BB-9D6B-4FAB-9C71-B2F1A9F853EB

△18歩と 合駒をしました。

 

これが無駄合です。 

次に▲18同香と取っても

詰んでいるという状態は 先ほどと変わりません。

 

次に △17歩合でも▲同香で同じく


 

「詰みになること」に

 

なんら影響を与えていません。


 

無駄に合駒をすることは 詰みである事には影響なく

 

「不要」というのが 詰将棋のルールなので

 

簡単に憶えておきましょう。

 


「19香」まで 1手詰 

と記載するのが正解です。

 

 

*19香 18歩合 同香 17歩 同香 16香 同香

 

15歩 同香 14歩 同香 13歩 同香 12歩 同香

 

 15手詰 とすると 

これは正解となりません。

 

上記の合駒を 詰みになんら影響を及ぼさない

 

無駄合といいます。

 

知らなかった方は ここでしっかり憶えておきましょう。

 

詰将棋のルールでした。




 

今日の勉強はここまでです。

 

初学の方向けに

合駒について 簡単に書いてみました。

 


用語に関連する過去記事(記事中に説明文があります)

 
以遠打→待宵第22番 

 

非限定→待宵第49番



 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より

 

 

ありがとうございます。