「詰将棋並べ」の勉強をしていきます。

準備は良いですか?

初めてのかたは 以下の過去記事で

学習の進め方をご参照ください。 

 



ぴよ将棋さんを使った学習方法もご参照ください。

 

ご自宅の盤駒や 

 

職場のご休憩の時間なら

マグネット盤などで

 

並べてくださると嬉しいです。

 

今回も

 

江戸時代の作品から勉強していきます。


江戸時代の作品から勉強していきます。

 

天野宗歩のお弟子さん「渡瀬荘次郎」

 

Wikipediaさんより

 


 

 

 

渡瀬荘次郎著 「待宵(まつよい)」から

 

 

 

「江戸慶応」の時代の詰将棋です。

 

 

今回は「待宵 第37番」 です。

 



 

【テーマ】

 

*飛車の使い方

 

*攻めの拠点

 
 

 

:初形

 

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詰め手順:

 

31飛 同玉 41飛 同金 32歩 

同玉 
43金 31玉 41銀成 同玉

 

42金打 まで 11手詰

 

 

 

:詰上がり図

 


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いつもと同じように

 

初形を作図して 

詰め手順を 観ながら並べましょう。

 

繰り返し繰り返し 

完全に 憶えるまでお願いします。

 

初形も 作図出来るように練習しましょう。

 

詰み上がり図から 

初形へ戻して また詰めて

 

これを繰り返してください。

 

初形を憶え

作図できるようになるのも 大事な学習です。

 


 

 

【学習・研究】

 

*初手のこと

 

 

図:初手 31飛

 


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この詰将棋は 実戦でもし出てきたら

 

詰ましたいものですね。

 

初手の31飛は 【盤上この1手】です。

 

上部脱出を防ぐ 飛車打ちです

 

ぜひ 憶えてしまいましょう。

 

 

:初手31飛 同銀  23金

 


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初手の 31飛には

同玉が作意手順ですが

 

△同銀は 上図

 

▲23金 までの詰みです。

 

 

したがって 

 
 

:初手31飛 同玉

 


26718283-319F-4175-9C84-DF1B502D9D66

 

初手31飛には 同玉が最善です。

 

 

 

初手31飛 同玉 41飛

 


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初手の31飛に続き 攻め方は

41飛と 連続で飛車を捨てていきます。


*2枚の飛車はもったいないようですが


ここが決めどころです!

 

 

 

:3手目41飛 32玉

 

 


43D31113-12E5-459A-9D5B-9B5C33F07015

3手目▲41飛を 同金が 作意手順でしたが

取らないで △32玉には

 

 

:32玉 42飛成 

 


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上図

42飛成が良い手です。

 
ここで玉方は 

 

龍の特性で 33玉と逃げることが出来ません。


龍の力は強いですね。

 
続けて観てみます。 
 

 

:初手31飛 同玉 41飛 32玉

 

 42飛成 同玉 43金 31玉 32金打


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このように

初手から4手目△32玉と逃げるのは 

 

42飛成から 金を連打で詰みです。

  

 

したがって 3手目▲41飛には 

△同金が最善です。
 
盤面を 初形に 戻してください。 

 
 

:初手31飛 同玉 41飛 同金

 


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上図 ▲同金としました。

 
 

 

:4手目41同金 32歩

 


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41同金から ▲32歩が 名手です。

 

実戦で この41の金を 

銀で取ってしまっては

 

玉を逃してしまいます。

 

この▲32歩は

憶えておくべき 歩の手筋です。

 

玉頭を歩で叩きます。 


玉方の金も利いているところですね。

 

上図から 

 

:5手目32歩 同玉 43金 31玉

 


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5手目▲32歩に対して

玉方が △同金なら 

▲41金と 玉の横から金を打つ

【腹金】で詰みです。

 

よって ▲32歩には △同玉ですが

 

▲43金として

ここに 攻めの拠点ができました。

 


初形図での 攻めの拠点は 

52に配置された銀でしたが

 

上図では 

7手目  43の金が 攻めの拠点になりました。


 

*攻めの拠点作りに成功


 詰みまで 観てみましょう。

 

:7手目43金 31玉 

 41銀成 同玉 42金打

 


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きれいに詰みました。

 

手順中の

連続の飛車捨てからの ▲32歩が見事でした。

 


*この詰将棋では

 

飛車の 連続の捨て駒が印象的です。

 

持ち駒に 飛車が2枚必要です。

 

飛車ではなく金では

上部に 脱出されてしまいますね。

 


盤駒でご確認をお願いします。

 

 
待宵の中では 変化も少なく

易しい問題だと思います。
 
「この時 この駒を動かしたら どうなる?」

これが苦手な方は

繰り返し 上記の記事をみて

【読む根気をつける】 トレーニングを

してみてください。

 

 

:反転図

 


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いつもの 反転図です。

この 反転図からの詰にも慣れましょう。

 

反転図からの詰みを 違和感なく考えられることは

実戦で

 

自玉の詰みのあるなしを読む時に

良い影響を及ぼすと

 

自分は思っています。

 

練習してみましょう。

 

 

詰め手順:

 

31飛 同玉 41飛 同金 32歩 

 
同玉 43金 31玉 41銀成 同玉

 

42金打 まで 11手詰

 


上記の手順を観ながら 

1手1手 丁寧に 詰みまで駒を進めてください。

 

反転図からも 

詰めて また初形に戻してを

出来るようになったら

今度は いつものように

 

手番を手前として 

自玉の詰めろを 外しましょう。

 

反転図初形を作成してください。
 

 

:△52金


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初形での 攻めの拠点の駒を覚えていますか?


52にある 

攻めの拠点の銀を取り去りました。

 

この 攻めの拠点をなくす手

 

重要なのです。

 

これで 詰めろが外れました。

もう1つ 他の手をみてみましょう。

*うっかりミスには ご注意ください。

 

盤面を 反転図初形に 戻してください。 

 
 

:反転図初形から △33銀

 

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△33銀と 不用意に上がってしまいました。

52の 攻めの拠点は残ったままですね。 

 

上図からは 詰みがあります。

 

▲23金 31玉 32歩 同金 41飛まで 5手詰

 


実戦の 秒読みの中でも

この類のミスには注意しましょう。

お相手の 攻めの拠点を残すことは 

危ないのです。 

 

 

*攻めの 拠点を外す





 

 

今日の勉強は終わりです。

 

手順は 憶えるまで 繰り返してみて下さい。

 

お強い方は頭の中で動かして全部の変化を憶えてください。

 

自玉の詰みの確認も お願いします。

 

そうして「詰めろ」を 外す手も

いろいろ
ありますね。

 

少し考えて 練習してみましょう。

 

 

*例

 

・52金 (攻めの拠点の銀を取り去る)

 

 

上記は一例でした。

拠点を外す事=大切

これを憶えておいてくださいね。

 

まだまだ 詰みを逃れる手があります。 

 

 

お強い方は

たくさん 詰めろを外す手を探してみて下さい。

 

また一緒に勉強しましょう。

 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より

 

 

ありがとうございます。