音楽鑑賞室(少しずつ・楽しく)

 



聴き比べるといっても

アマチュアですので控え目に(●´ω`●)




ベートーベン「序曲 コリオラン」



演奏会用  序曲


一度聴いたら忘れられない傑作の一つです。

 


古代ローマの軍
コリオラヌス

をテーマにした「戯曲」に


感銘を受けたベートーベンが



一気呵成に  
書き上げた音楽とされています。


演奏会用の序曲のみで


歌劇などの冒頭作品ではありません。


政治的な
劇で 最終

非業の
最期を迎える・・ 悲劇です。


ベートーベンはよく


この短い時間の曲へ全てを集約させたなあと


驚嘆させられます。



交響曲第5番「
運命」  第1楽章 に


似ていると感じるのは


そうですね、出だしから凄まじい。


同じ「ハ短調 アレグロ・コン・ブリオ」


です。


最期 息絶え  終わるさまは


悲痛でもあります。




 


では この名曲を以下の


2人で  聴いてみたいと思います。


コリオラン (Wikipediaさんより)


 

はじめから ベートーベンらしい強烈な


 「打撃」から 入ります。

 

 

カルロス・クライバー(Wikipediaさんより)


 

 

 

ミュンヘンでのライブ演奏  1996年



 バイエルン国立管弦楽団


クライバー  と  バイエルン国立管弦楽団との


この日のコンサートの冒頭の 演目曲でした。


音楽の進め具合


最後まで この曲における  物語の 本質を


見据え 緊張感と 


(美しい弦楽とのメリハリも印象的です)


筋道の 一貫性を持った 素晴らしい演奏です。


*記録音源として


ベルリンフィルとの演奏もありますが


今回は取り上げませんでした。

 

 

 

 

次に



ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wikipediaさんより)



 

録音:1943年6月27日   フィルハーモニー


ベルリン(ライヴ)


ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

 




 

 

第二次世界大戦 戦中のライブなので・・・


ここに居た人々は


聴衆も 演奏側も 戦争での 緊張の真っただ中






フルトヴェングラー  の演奏は


録音  音質  状態を  気にされる人には


少し お気に召さないかもしれません。


すみません。




短い曲ですが 聴きどころは 満載です。




自在な 緩急 強弱と言えば 簡略ですが


もっともっと深い 内面を


悲劇での やり切れない絶望感を


濃密に  描き出して


終結の「ピッチカート」1音 まで


染み込んできて 


伝わってきて  感動します。


悲劇を表現した時のフルトヴェングラーは


さすがと思います。


最後の  終結部の音のようで 


嘆きのような…呻き声のような…





ありがとうございます。