音楽鑑賞室(少しずつ・楽しく)

 


R シュトラウス

 

ドイツの作曲家・指揮者です。
 


6月11日が 誕生日です。



リヒャルト・シュトラウス(Wikipediaさんより)


 

 
今回は   Zueignung【献呈】  です。
 

 

 

 

詩:Hermann von Gilm zu Rosenegg
(1812-1864)


曲:Richard Georg Strauss
(1864-1949)

 


ギルムの詩集

曲をつけた歌曲です。

 



詩集「最後の葉(Letzte Blätter)」

 

から選んだ

 

「8つの詩による歌曲集」の

 

一番初めに置かれた作品です。

 

作品番号 10-1

 



シュトラウスが
 1855年

 

21歳までに作曲した 若い時の作品で

 


「Habe Dank」
の表題の

 


シュトラウスが

タイトルを「Zueignung」と

 

和訳で「献呈」に変更したものです。

 


この曲が作曲された頃


日本はまだ 江戸安政の時代で

1855年にはちょうど

安政の大地震(江戸安政地震)が起こりました。


 


第1回 パリ万国博覧会が開催されたのも

1855年です。




そんな時代のこの歌曲

ドイツ語の歌詞を今日は

自己流に 訳してみました。

 
 


 

 

Zueignung  献呈

 


Ja,du weißt es,teure Seele,


Daß ich fern von dir mich quäle,


Liebe macht die Herzen krank,


Habe Dank.

 

そう、貴女は知っていますよね 私の愛しき人

貴女
から遠く離れて  私が苦しんでいることを

愛は人の心を
痛ませるのですね

(そ
んな貴女への愛を心から感じさせてくれ)

ありがとう

 

 


Einst hielt ich,der Freiheit Zecher,

Hoch den Amethysten-Becher,


Und du segnetest den Trank,


Habe Dank.

 

かつて放埓な 酒飲みだった私が

アメジスト
(紫水晶)の盃を高く掲げると

貴女
は飲み物(酒)を祝福してくれた

(そんな貴女)ありがとう

 

 

Und beschworst darin die Bösen,

Bis ich,was ich nie gewesen,


Heilig,heilig an's Herz dir sank,


Habe Dank ! 

 

そして貴女はその盃の中(酒)の災いを追い払ってくれました

こうして
は以前のようなではなくなり

清らかに、清らかに
貴女の心に沈み込みました


愛する貴女)ありがとう

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 


なんといいますか 情熱的ですね。

 

詩人のギルムが 自身の彼女 【献呈】

 

献身とか捧げるの訳も 単語では出てきます。

 


第1節:

 

酒飲みの

は彼女と離れていて愛を再確認する

 

貴女を愛していることを痛感する

 


第2節:

 

盃の中身は 酒です

 

酔っ払いにも関わらず

優しく接してくれた貴女に

 

Habe Dank=ありがとう    ですから

 


昔の
レコードに あるような

 

感謝を受けよ!などの和訳で

現代感覚では 「何様だよ?」と

思ってしまいますね(^_^;)。

 


第3節:


酒飲みで自由奔放な 汚れた私を

 

改心させてくれた


その愛情に感謝している 


ありがとう

 

清らかな気持ちの今は

貴女に  身も心も沈み込んでいます

 

 


Habe Dankは解りにくいですね。


 

*愛と感謝とこの詩を 貴女へ献呈する

 


という内容だと思われるので 

とても
素敵です。

 


さて 受け取った彼女
の反応やいかに

 

 



アメジストの盃は 悪酔いしないとか

 

学生時代に

そんなことを調べたような記憶が蘇りました。

 

懐かしいです。

 



この詩を 送った後の

彼女とのことが 気になりますよね

 


離れていると

はじめに書かれているので

 

遠距離恋愛でしょうか?

 


離れているからこそ 貴女がいないからこそ

 

愛がわかるという 

愛情が募る  
そんな彼のようですね。

 


何故
 離れているか?はわかりません

 



それでは

ドイツの 若い男性の
この心境を

 


ドイツ人
テノールで 聴いてみます。


Fritz Wunderlich
 

 


フリッツ・ヴンダーリヒ(Wikipediaさんより)


 

 

この歌曲は女性歌手が歌ったり 

男性でも 低い バリトンや
バスでもありますね。

 

ありとあらゆる歌手が歌っています。

 

 

今回は この人がよいのではと(^^)
 

 


 

愛を高らかに!




素晴らしい

 



ありがとうございます。