今日の「詰将棋並べ」

勉強
をしていきましょう。

 

初めての方は 過去記事


 

詰将棋並べとは?

 

【ぴよ将棋さん】の盤駒使用方法・使用例 

をご参照ください。 

 


ご自宅で 盤駒あれば 

駒をお手に取って 実際に 並べてみてください。

 

 

 

 

江戸時代の名作からです。

 

渡瀬荘次郎著 「待宵(まつよい)」から。

「江戸慶応」の時代の詰将棋です。

 

待宵の1番から少しずつ 取り上げています。 

 

ご興味のある方は

待宵カテゴリ】をご参照頂ける
と嬉しいです。

 



今日は

 

「待宵 第13番」 からです。









 

初形図:



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詰め手順:

 

31角 同玉 13角 同桂 22銀 同玉 

34桂 31玉 

 

22金 41玉 42桂成 まで 11手

 

 

 

:詰上がり図

 


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上図までの手順をみながら

並べて 憶えてください。

 

ご自分で 考えて解くのは 

 

お手持ちの書籍で  トレーニングなさってくださいね。

 

 

【学習・研究】



今回は11手ですが 


それほど難しいところはありません。

 


*玉の脱出を防ぐ


*脱出路を塞ぐ

 


上記の2点がテーマです。

 


順を追ってみていきます。

 

盤駒で ご確認くださいね。

 

並べる事で 身につくことが多いです。

 

上のテーマの  【防ぐから 塞ぐ】には

少し テクニックが必要ですので

 


今回は 是非  憶えていってください。

 

 

 



初手 31角



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初手は  ここへ角です。

 

この手が浮かべば  半分

手筋の 習得ができています。

 



初形から まず読み取れるのは

玉は  13へと逃げ出したいということです。

 


逃がさないように 角を打って

31の下段へと 玉を落とします。

 


*「玉は下段に落とせ」という

寄せの格言がありますね。

 



:31玉

 

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31角には 同玉の1手です。

 

11玉と逃げるなら 22金まで

 


初手31角に 12玉も 


13銀 同桂 22金で詰みです。

 

 



:3手目  13角

 


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初手の31角で 13への

玉の脱出を防ぎましたが

 

つづく この 13角が素晴らしい1手です。

 


桂馬が利いているところですから 

 


勉強しないと 指せない手でもあります。

 

 


:3手目13角 同桂



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13同桂 とした図です。

 

2回連続で 角を捨てて

玉を 追い込んでいきます。

 

この手筋は  昔からあったのですね。

 


上図を見た時に


「玉が非常に狭くなった」


=玉の 行動範囲が 限られてきた

 


と 感じられるようになると  しめたものです。

 

学習の成果が出ています(^^) 




:5手目 42銀 21玉(失敗図)

 


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一見 うまそうに見える 42銀ですが

 

じっと 21玉とされると 

残る持ち駒  金 桂  では届きません。

 


上図から 

31金と王手をしても

12玉で  逃してしまっています。

 
 

 
 

 

:5手目 42銀 21玉 31金 12玉(失敗図)

 


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上図のとおり 詰みません。


 

*もう一工夫が必要です。

 


初手から 並べてみます。


:初手 31角 同玉 13角 

同桂 22銀



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5手目を 22銀としました。 

ここまで 攻め方は 3回連続で

捨て駒をしています。

 


この銀も 駒を捨てる 好手です。

 


次に 狙いを秘めた手です。

 

 


:5手目22銀 同玉 34桂



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この桂馬を打ちたくての 22銀でした。

 


初形で 逃げられそうに見えた

13の地点も

 


桂馬で塞がれていますね。

 

 


:7手目 34桂 11玉 22金


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34桂馬に 11玉と逃げるのは 

22金で

 

始めに示した手順より早く詰みます。


9手です。

 


*全部の手順を 憶えましょう。

 


7手目 34桂まで戻ります。

 

:7手目 34桂 31玉 42歩成

 


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最初に示した 作意手順では

 

9手目 22金 41玉 42桂成で詰みでしたが

 


上図 

9手目42歩成から 21玉 22金でも詰みです。

 

9手目以降で
 

*22金 41玉 42桂成(42歩成でも詰み=非限定)

 

*42歩成 21玉 22金

 


上記の2種の手順があり 余詰ともいいます。

 


さらに

最終手 42桂成 42歩成でも詰みの

非限定もあり

 


現代の作品としては 採用されない現況と思いますが

 



古来 江戸時代の作品には このようなものが

多々ありますが

 

将棋の終盤:詰みに関する分野では

このような 手筋は 大変勉強になります。

 


もちろん

現在出版されている書籍での学習が

最善かも知れませんが

 


11手詰:この

手順が素晴らしい 作品が埋もれてしまうのは


もったいないと 自分は 個人的に

 

思っていますし  

手筋習得学習を 楽しんでいます。


出来るだけ 読む練習です。

 

 


:11手目 22金まで



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上図は  手順 最終の22金までの局面です

 

この手順も 憶えておきましょう。

 


作品が不完全だとかの議論は  一旦置いておき


純粋に 習えば良いと思います。

 


ここ 「詰将棋並べ」 では


 

*全部 何度も何度も並べて 手筋を憶えてみる。

 

*局面を 作成できるようになる。

 


こういう 学習の切り口で

これからも 書き進めていきます。

 


 


:反転図



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いつもの 反転図です。

自玉からの 詰みをみる トレーニングです。



指し将棋では とても重要です。

 

詰め手順を見ながら ゆっくり 動かして下さい。 



反転図・
詰め手順:

 

 

31角 同玉 13角 同桂 22銀 

同玉 34桂 31玉 

 

22金 41玉 42桂成 まで 11手

 



同じ詰め手順でも

図を反転すると  違和感があるかもしれません。

 

違和感がなくなるまで  並べて

憶えてみましょう。

 

では 

 


手前を手番として

終盤の自玉に 詰みがあるので

 

この詰めろを 外してみましょう。

 

 
反転図初形に 戻してください。
 

 

:12玉



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頻繁にでてくる 【玉の早逃げ】 の手筋です。

 

12玉と 早逃げをします。

 

これで詰みません

 


13から王手をされたら

素直に  同玉とすれば

上部への逃げ道が 広いです。

 


また 22金などでの王手にも

13玉と逃げれば 大丈夫です。

 

*ほかにも外す手があるか みてみます。 



:34歩

 

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34の地点が 重要との考え方もあります。

 

詰め手順中の 

34からの桂馬を打たせないために

自分から 34に歩を打ちました。

 


格言「敵の打ちたいところへ打て」

 

これで詰みません。

 




図:持ち駒に1歩 あった場合の研究



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34歩として 詰まないことがわかりましたが

 
仮にここで 攻め方の 持ち駒に

あと 歩が一枚あれば どうなるでしょうか。


*お相手の持ち駒の 確認は 大切ですね。


色んな角度から 考えてみる トレーニングをしましょう。
 

 
34歩としたとき 


攻め方に あと1歩あった場合の研究】

 


【1歩千金】

 

31角 同玉 42銀 22玉 31角

 

12玉 13歩 同桂 22金 9手詰

 


なんと  

たった1歩あると 詰んでしまいます。

 


*34歩の受けには こういう注意が必要です。

 


持ち駒に あと1歩あった場合の手順も

頻出手筋なので


この9手を学習して 憶えてしまいましょう。

 




:詰上がり図

 


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せっかくの34歩ですが 

攻め方の持ち駒に1歩あった場合は

 


詰みがあり 逃れられません。

 



ほかにも 詰めろを外す手をみてみます。 
 

 

:13玉


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13玉の早逃げです。


狙いは  12玉と同じです。
 

 

12玉と この13玉は

どちも詰みません。

 

端からの  逃走経路が広いのです。

 


12と13

どちらが良いかは  指している


その時々の局面で選択しましょう。

 

 



:43銀



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43の歩を 銀で取りました。

 

この43の歩を 攻め方の【拠点】といいます。


この歩を 足がかりにして 攻めてきますから

玉方は 初めから
 

この拠点を  取ってしまえば良いのです。

 



*この43銀が 今回は一番お勧めの手です。

 


 




 

 

今日の勉強は終わりです。
 

 

ありがとうございました。

 

手順を憶えるまで 繰り返し

並べてみて下さい。

 

お強い方は頭の中で動かして

全部の変化
を憶えてください。

 



自玉の 詰みの確認も

違和感なくなるまで
お願いします。

 


自玉の詰みあるなしは

終盤では必須科目です。

 

そうして「詰めろ」を 外す手もいろいろあります。

 

練習しましょう。

 

例:

 

・12玉 (玉の早逃げ)

 

・34歩 (敵の打ちたいところへ打て)

                    *1歩などあるときは注意

 

・13玉 (玉の早逃げ)

 

・43銀 (拠点の除去)

 

    


例では 
つ示してみました。

 

憶えてくださいね。

 

まだまだ 詰めろを外す手があります。 

 

 

お強い方は 他の手も探してみてください。

 



また一緒に勉強しましょう。

 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より