今回は 第7回目です。

 

符号について 忘れたら

 

符号カテゴリへ戻ってください。

 

 ① から でも どこからでも良いです。

 

何度も繰り返してしっかり憶えましょう。


日本将棋連盟HP 棋譜の表記方法

 


上記に基づいて 引き続き 勉強していきます。

 

他にも書き方や表記方法あるかもしれませんが

 

上記に則ってここでは表記していきます

 

 

符号表記は 

 

下記の 上から順に

優先度が高くなります。 




★ 筋 段 を 書きます=これは絶対必要です


・動きを 必要に応じて書きます

・動きで わからない場合は 左右を書きます


・動きと 左右で 書く必要がある場合があります 

・成 不成(ならず) が必要な場合があります 


 • 打 (うつ)を書く必要がある場合があります





 

 

今回の

 

テーマは

 

「馬の動きについて」

 

です。

 

馬の移動も 

 

特別なことがあるわけでは

 

ありません。

 


本記事は 前回の符号のおはなし⑥

龍の復習もかねて
います(^^)



下記の 
留意点が 2つあります



 

1:動きを優先する


=これはいつもと同じですね。

 

2:動きの表記で分からない場合は 

左右で表記する。



*金銀で使う
 直は使わない。

 



以上を注意して

 

例題を観ていきましょう。

 

 






図:A


24379928-4520-4BCC-B272-404514DC438C




2枚の馬がいます。

 

82の地点に それぞれ移動してみます。

 

 

図:82馬左


1C71750A-C267-4319-8898-F651CEA28A9F



 

91の馬が 82へと移動しました。

 


82馬左 です。

 


動きを優先して書きますが

 


91の馬も 81の馬も 

 

 

両方とも 82へは  引く 動きなので

区別がつきません。

 


そこで 左右で 表記します。

 


82馬左引ではありません。


は不要です。

 

 

 

 

図:82馬右

 


1D7B8F7D-2748-4B26-9459-6DAE6E64CBBE


 

81の馬が 82へ移動しました。

 

82馬右 です。

 


82馬右引 ではありません。


引 が不要です。

 

 

 

図:B


BD93CD50-0E17-4EBC-8C82-1CFA15E85518


 

85の地点へと それぞれ移動してみます。

 

 

 

図:85馬寄

 

1889E3B9-F0F2-4F45-B2DB-E7B03FDB1FA4

 

 

95の馬が 85へと移動しました。

 

これは 動作で表記できますね。

 


85馬寄 です。

 


85馬左ではありません。

 



図:
85馬引


F022755D-B4A8-40C0-8978-CA5F59820E5F



63の馬が 85へ移動しました。

 

85馬引 です。

95からの馬とは 別の動作での移動ですから 

 

これも動作で表記できますね。

 


85馬右ではありません。

 

 

 

図:C


7AEF89E6-E87C-4462-9BA4-92AD48E55176



12の地点へと それぞれ移動してみます。

 

 



図:
12馬引



717DE5B9-0C16-45C8-A3A5-85ED773CED6C





11の馬を12へ移動してみます。

 

12馬引 です

 


これも 動作で表記できますね。


味方の 同じ種類の駒の 動きをまず見るのでしたね。

 


それぞれ別の動きで 12へと移動しますから


動作が優先です(^^)
 

 

12馬右ではありません。

 

 


図:
12馬上



649B66C6-24B1-448B-BD72-6BB6748BAD0A


 

34の馬を12へと移動しました。

 


12馬上 です。

 

 


12馬左ではありません。

 


動作が優先ですね。

 

 

図:D


7322266E-7078-4730-8AA4-26C0D3C98552



 

77の地点へと それぞれ移動してみます。

 

 




図:77馬左


1C3C167C-8ACD-4DE6-B6E3-FE6F254C0B42


 

 

99の馬が 77へと移動しました。

 


77馬左 です。

 

 

77の地点へは 91と59の馬の両方が

 

上がる動きで 移動しますね。

 


したがって 動作では表現できません。

 


左右が必要です。

 

 


77馬左上ではありません 上は不要です

 


*上は 省いて表記して 

表現でき 伝わります。



参考記事:3枚以上の同じ駒 

 


 
 


:77馬右



24830EAF-0459-42D1-83FF-B793BA6F92D7



 

59の馬が 77へと移動しました。

 

77馬右 です。

 


77馬右上ではありません。


これも上が不要ですね。

 

 


図:E



FE456D92-2D0D-4E80-84FA-EBDF4B016E71



29の地点へと それぞれ移動してみます。

 

 

 

 

 

図:29馬左



0C1FE70C-F9AE-4F70-916A-9B0B75A32581



 

47の馬が 29へと移動しました。

 

29馬左 です。

 


29馬左引 ではありません。

引が不要です。

 


*馬は 29の地点へと
 

 

2枚とも 引の動作で移動するので

区別がつきませんね。

 


左右を用いて表現します。

 

 

:29馬右


B405A16C-5E2B-4432-8974-B127F26987F1



18の馬が 29へと移動しました。

 

29馬右 です。

 

*29馬右引ではありません。


引が不要ですね。

 

 

 

 

図:F



573EF922-89D4-4A3F-A6B6-E0E08A4C15B1




 

58の地点へと それぞれ移動してみます。

 

 

 

:58馬左

 


2BAC845D-EF58-4ACF-8117-AB6BDE6A25D7




 

69の馬が 58へと移動しました。

 

58馬左 です。

 

58馬左上ではありません。

上が不要です。

 


*省略できる文字は省略しましょう。

 

 

 

:58馬右


29815C26-4E33-49A6-B747-9D2A66F77E9D




59の馬が 58へと移動しました。


真っ直ぐ上がる動きですが 

 


金・銀・と金・成銀・成桂・成香の

場合に使う 直は使いません。

 

 

左右で 表記です。

 

憶えましょう。

 


58馬右上ではありません。


上が不要です。

 




 

 

 

今回はここまでです。

 

 

馬の動きは わかりましたでしょうか?

 


2点の ポイントを抑えて 練習しました。

 


龍と同様な理屈です。

 

 

 

 

 

 

次回は 成 不成(ならず)を学習してみましょう。

 


また一緒に勉強しましょう。




 

【続く】



 

局面作成は

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より

 

ありがとうございます。