今回は第5回目です。

 

符号について 迷ったり 忘れたら

 

符号カテゴリ】へ 戻ってきてくださいね。

 

何度もやって憶えましょう。

 

 
 


 日本将棋連盟HP 棋譜の表記方法(リンク)


上記に基づいて 引き続き 勉強していきます。


 





符号表記は 

 

下記の 上から順に

優先度が高くなります。 




★ 筋 段 を 書きます=これは絶対必要です


・動きを 必要に応じ書きます

動きで わからない
場合は 左右を書きます


・動きと 左右 で 書く必要がある場合があります 

・成 不成(ならず) が必要な場合があります 


 • 打 (うつ)を書く必要がある場合があります



 

 

前回のテーマは

 

左右直で 表記 でした。



前回の記事はこちら



今回のテーマは


【動かしたい位置へ 
複数枚の駒


効いている場合の表記の仕方】です。

 



上記の 優先順位でいうと


動きと 左右で 書く必要がある場合があります 


ここです。




さっそく図で観て学習していきましょう。

 


 

 



:初形 A図

 


D517DC1E-AA38-4E47-9FB9-7B3818B274FA



先手の金が3枚 横に並んでいます。


前回より 一枚増えましたね。 

 
 


それぞれ52の地点へと

移動してみます。





*駒の数が増えても 優先順位は

    変わりません。


考えるのは

動き→位置(左右直)→その次

の順番です。


ここを しっかり 訓練です(^^)


文章では難しいかもしれないので 練習してみます。


では 63にいる金から見てみましょう。 





 

:52金左



E7876D30-FA9A-42B7-971F-36EACC63F06D




52金左  と表記できます。


*左右直 のみで判別できるので

 

52金左上 の 「上」は不要ですね。

 

 


:52金直

 


83C9C8B9-F625-4B21-BAF0-F0AEE70109C1


次は 53の金を見てみます。

 

53の金が 52へ移動します。


これは 金が並列ですので

 




前回の 符号のおはなし記事で 学習した通り 

 

【金】が【真っ直ぐ】上がるので


52金直  です。 

 


 

*これも「上」は不要ですね。

 

 

:52金右



6372CE17-B94E-4A33-B51F-DDDE7B677921

 

 

最後は 43の金です。


  

もう チェック項目は わかりますね^^


52金右 です。

 



*「上」も同様に不要ですね。

 

 


ここまで 理解できた皆さんは

次の例も ほどなく わかるはずです。






:初形 B図 


と金がいっぱい居ます。


少し複雑ですか?




31E0CA63-880B-4587-A197-2D13E6692A5C




 

B図から

 

と金を それぞれ

88の地点へ移動させてみましょう。

 
 

 

 

:88と右



804BA984-A5D7-4023-B9E9-64F48ACCF36E




79のと金を 88へ。

 


【上がる】動きの駒は 3枚ありますが

88より右にいる駒は 1枚だけなので


88と右  です。

 



右を付けるだけで良いです。

 

 

 

 

:88と直



58BCEA23-9EA9-4702-A422-1599244FFCFC




89の と金が 88へ移動しました



と金 が 横に並んでいる場合も

金銀同様に

 

直という動作をこの場合は
 
付ける必要があります。

 

88と直 を憶えてください。

 

と金は  金と同じ動きをします。

ですから 味方のと金の場合も

書き方として 直  を使用します。


 

 

:88と左上

 


fg5-8






 

99にいた   と金が 88へ移動しました。

 

この場合には  少し 注意が必要です。



 

88の地点からみて 左側には


 

99にいる と金 と

 

98にいる と金 の2枚があります。




 

よって 88と左上 です



 

88へ移動できる 左右の意味の 

左を書いて

 

上か寄かの動作も

書かないとなりませんね。

 

 

 

 

 

:88と寄



fg5-9



 

 

98のと金が 88へ移動しました。

 

88と寄  です

 


88の地点へ寄ることが出来ると金は 

98からだけなので


 

88と寄 のみで良いのです。



 

*88と左寄 の 左が不要です。

 

右から寄る と金が 

ほかに無いからです。

 

 

:88と引


6A919A17-A34F-449B-831D-070EAAF926F4


 

87のと金が 88へ移動しました。

 

88と引 です。





この 「と金 」の図は しっかり復習  繰り返しを


お願いします。





 

 

 

:C 


4736813F-3BFD-4F53-8907-458E8BB9D9D3



 

銀を 28へ移動させてみましょう。

 

 

 

:28銀直


A9F50589-5D91-4C11-ADDB-651F1EE67F4A




 

29にいた銀が 28へ移動しました。

 

並んだ銀が 移動ですので

 

28銀直 です

 

*28銀上ではありませんね=復習。

 

:28銀右



E49155A9-FB59-4607-82B5-DAF0619CDFF9



 

17の銀が 28へ移動しました

 

28銀右  です



 

28銀右引 の 引 は不要です




 

左右の表記だけで良いですね ご確認ください。

 

28へ引いて 移動できるのは左右で 

 

右で表記だけで良いのです。



 

前回の復習でもあります。



 

図:28銀左上



fg5-14




 

39の銀が 28へ移動しました。

 

左側には 


39 37の地点に銀が2枚います。

 

従って

 

28銀左 に どちらの銀なのかを示す

 

上 を付けます。

 

28銀左だけですと 39から 上がる銀 なのか

 

37から引いた 銀なのかが解らないですね。




28銀左上    です

 

 

 

:28銀左引

 


fg5-15



 

37の銀が 28へ移動しました。

 

この場合も 28銀左に

 

どちらの銀なのか

 

上なのか引なのかを 表示する必要があります。



28左銀引   です

 


 

 

 

今回はここまでです。

 

ありがとうございます。

 

また一緒に勉強しましょう。

 

【続く】 次回は龍の動きです

 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より