今回は第4回目です。

 


符号について 迷ったり忘れたら

 

本ブログ内の

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何度もやって憶えましょう。

 

コツコツ繰り返して


もやもやしたところは 見直し。


きちんと 習得していきます。

 



日本将棋連盟HP 棋譜の表記方法(リンク)




上記に基づいて 
引き続き 勉強していきます。







符号表記は 

 

下記の 上から順に

優先度が高くなります。 




★ 筋 段 を 書きます=これは絶対必要です


・動きを 必要に応じて書きます

動きで わからない場合は 左右を書きます


・動きと 左右で 書く必要がある場合があります 

・成 不成(ならず) が必要な場合があります 


 • 打 (うつ)を書く必要がある場合があります



 

 

前回のテーマは

 

動作で表記 でした。


前回記事はこちらです 

 

 

今回の

 

テーマは

 

動作で 表記できない時

 


 

(ひだり)

(みぎ) 

 

=(すぐ)

 

直=金 銀 が 横に並んだ時に用いる例外です)

 


上記の優先順位に基づいて 

動作の次は
 

 

左 右 直 

を 
用いることができないかを考えます。

 

 

では

 

早速 練習してみましょう。

 





図A


AAC90501-1779-4012-B478-85C9083A1BC4


盤上に  金が 2枚  あります。

駒の向きを見ると 

両方 先手(攻め方:詰将棋の場合)の駒ですね。 



この  金2枚が   78の地点に 

それぞれ動く場合


どう 書きますか。




まずは 前回学習した通りに

それぞれの駒が どう動くかを

確認するのでしたね。

A図を見ると  どちらの金も 上に動いて

78へと 移動できるようです。


同じ動きだと 表記に区別がつきません。 


優先順位を 思い出してみましょう。 


89にいる金から見てみます。 

 
 

 




:78金左



fg4-2


 

89の金が 78へ移動しました。


2つの金は 同じ【上がる】動きで

78へと移動することは


わかっています。


優先順位によると  その次は

左 右 直

で考えるのでしたね。

【同じ種類の駒から見たときの】

移動前の位置から

区別をしようとしています。



では 2つの駒の

移動前の位置を ここで確認してみます。


・2つの金は 先手(攻め方)の 駒です。


【駒の向きから見て】

89の金は    

左側に いましたね。

いま  盤上には

先手の  同じ種類の金が2枚のみです。



78金左 と 表記したいところです。


もう一つの 79の金も 見てみます。 

 
 



 

 

:78金直

 

9837FE5B-B8FC-4E3B-8291-86A0C4D27CC0

 
では 79の金を見てみましょう。

上へと まっすぐに 移動しています。

駒の位置関係で見ると  79の金は

右側に あるので  右  としたいところですが

じつは これは 例外です。
 


金または銀が並んでいる図で 

上へと 真っ直ぐに 


移動する場合のみ


直(すぐ)と 表記します。

(ちょく、と読む人もおられます。)
 

*後ほど 学習しますが

【成る】動作により 成駒となった駒で

同じ種類の  金と同じ動きをする駒が

並んでいる場合も 直 と表記します。

(と金・成銀・成桂・成香)

 


なので 78金直 と表記します。


先ほどの89にいた金は 上がる動きが

真っ直ぐでは ありませんでしたね。



あちらは 78金左  と表記できます。

 


*注意*

 この配置では

 

78金左上  78金直上と

を付ける必要はありません。


同じ種類の駒が 2枚しかなく
 

 
左右直のみで 区別できるからです。

 



左右直 に加えて上、

と表記しないと区別できない実例は

今後  別の記事で解説しますね。






図B

 

644A2890-7AAB-46B6-B347-2842A40267BB



図B から  金が それぞれ

81の地点に  動きます。


どう 書きますか。




 

:81金左

 

287C51E7-8421-495C-8C27-B4E1C66D1A03



92の金が 81に移動しました。


2つの金は 同じ【上がる】動きで

81へと移動できますね。


まだ区別がつきません。


次に 位置関係を見てみます。

・2枚とも 先手の 同じ金です。

・92の金は 左にいます。 

・上がる動きは  真っ直ぐでは ありません。 



なので 81金左 と 表記できます。

 

 

 

 

 

81金右

 

5A1BFA6C-C816-4C27-A6B8-7705745A559C

次は 72の金を見てみます。

 

81へと こちらも上に移動しました。

・72の金は 右側にいますね。

・そして 真っ直ぐ上がっていません。 

 


81金右  と表記します。

 



 



図C:

CEDA5094-E316-48C0-9D7F-20A2AA662A39


 

図C から 22の地点へと 

 

金を移動させてみましょう。

 



:22金左


DD4AAE5D-3109-457D-8B9E-3082F6D8DFE6

 

32の金が 22へ移動しました。

 


・2枚とも 先手の金です。

・32の金は 左側にいます。

・どちらも 横に動いて 22へと移動します。



22金左と 表記できます。

 



左右のみで判別できますから

「寄」は必要ありません。

 

 

:22金右

 

18D32F34-781D-4B8C-A5F0-F6366A614DB1

 

次に 12の金が22へと

横に 移動しました。

 


これは22金右  と表記できますね。

 


・「寄」も
必要ありません。


*段々と  慣れてきましたか? (^^)

 
 


図D

 

2DAC58BE-C3FD-4466-9239-8E7D4AE11DCB

 

上の図から 55へと銀を

それぞれ 移動してみましょう。

 


 

:55銀左

 

E5C807DC-B150-4C5F-B584-9093C4E2EDB2


64の地点の銀が 55へ

下に 移動しました。


・2枚とも 先手の銀です

・64の銀は 左側にいます

・ 2枚とも 下に移動します

 




これは55銀左  です。

 

 


2枚は左右のみで判別できますから

これも「引」は不要です。

 

 

55銀右


5C57F9ED-940E-44C9-84EF-054A7999FB48

 

 

44の地点の銀が 

55へと 下に移動しました。

 

 


55銀右 です。

 


「引」は不要ですね。



*判別方法を忘れたら

A図に戻って  もう一度。


繰り返しで覚えましょう。 

 

 

ゆっくりで  大丈夫です(^^) 


 

 

図E


6BC85366-0688-4A5F-A72E-AE402EA23977

 

上図は 並んだ銀の図です

 

2枚の銀を それぞれ 38の地点へと

移動してみます。

 

 

:38銀直


2AE7E7EC-350F-4A8B-8AA5-AEBD960B2BFA

 

39の銀が 38へ移動しました。


・先手の 銀が2枚あって

・どちらも 上へ移動します

・39の銀は 左にいます

・真っ直ぐ 上がりました
 

 

なので38銀直 です。


上へ真っ直ぐ移動なので


38銀左 ではありません。 

 


 

 

:38銀右

 

48BBC6BA-218E-4AFD-AF45-F145B6324073

 

29の銀が 38へ移動しました。


・先手の銀が2枚あって

・どちらも 上へ移動します

・29の銀は 右にいます

・真っ直ぐの移動ではありません 


これは 38銀右 です。 

 

 

「上」は不要です。

 

 





最後に

お相手の駒を

手前から観た図を学習しておきましょう。

 

 

手前からお相手を観た図が下記です。

 


この場合はどう 捉えていますか?

 



図1:

 

591AE4CB-EF35-4D3E-A5B2-86508999F64E

 

41と61に 

お相手の金が 2枚 あります。

それぞれ 52の地点へと 移動してみます。 

 

 


図:52金右


B9DC66BF-DBF6-47FE-88AA-082807DC7042


 

相手側の 右側にある金

 

61の金が 52へと

【動く駒から見て】

上に移動しました。

 

手前からみると 左にある金ですが

 

相手側の駒の移動なので

 

こちらも【動く駒から見て】右です。

駒からみた動きは 真っ直ぐ上がっていませんね。 

  


52金右 と表記します。

 

 

図:52金左


BCFD8D4F-7AC8-40FD-8318-DC428F9E3BA0


 

同様 上図は

 

相手側から観たとき 左側の金が

 

52へと 上に移動しています。

真っ直ぐ 上がっていません。 

 


52金左  と表記します。

 



*2つの金は 左右のみで判別できますから

「上」は不要ですね。




参考図:53に 先手の金を配置した図 

 

 
fg4-19


もう一つ 確認しておきます。

図1で 仮に 53に 先手の金が配置されていても

符号表記は 変わりません。


【動くほうの駒から見て】の判別です。


当たり前ですが 先手と後手の駒

という 違いがあります。



*棋譜並べの際など うっかりに気をつけましょう。


 

 

図2:



14CD1EF8-1650-49E3-8D5C-6AB1B347BE08



上図は

 

51と61に  お相手の金が居る図です。

 

それぞれ52へ 移動させてみましょう。

 

 



図:52金直


fg4-21


 

51にいた金が 52へと

上に移動しました。

 

この金は真っ直ぐ 上がっています。


52金直 と表記します。

 



51の金が 【駒からみて】真っ直ぐ 

52へ移動なので   前述のように

 

「直」という言葉を 使います。

 


*52金左ではありません。

 


 

 

 

図:52金右

 

fg4-22

 

61にいた金が 52へと

上に 移動しました。

真っ直ぐ 上がっていません。 

 
 


お相手側からみて 右側の金ですから

 

これは52金右  と表記します。

 


*52金左ではありませんね。

 

 

また 左右直  の段階で判別できますから

「上」は不要です。

 

 






どうでしたか?


左右直   は 前回よりは

少し 難しかったでしょうか。


わからなかった箇所は  図をみながら

ゆっくり 復習してみてください。

 

今回はここまでです。

 

ありがとうございます。

 

また一緒に勉強しましょう。

 

【続く】

 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より