今日も「詰将棋並べ」勉強。準備は良いですか?

 

*「詰将棋並べ」参照

 

 

 解いても 解いても 出来ない問題はあるものです。

 

ここでは一問一問  時間をかけて

 

じっくり 並べて 詰み手筋を憶える

ここに重点をお
いていきます


*勉強の流れは 例題5手詰を参照ください。

 

 

「解くという 醍醐味」を味わいたい 皆様は

 

所有の 問題集で ぜひ 挑戦くださいね。

 

毎日自分も 速解 練習や 挑戦したい 解きたいはそうしています。



 

では、江戸時代の名作から勉強してみましょう。

 

これも またまた有名なものです。

 

渡瀬荘次郎著 「待宵(まつよい)」から。

 

「江戸慶応」の時代の詰将棋です。

 

「待宵 第27番」 

 


図:初形


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手順:
24金 同玉 25金 13玉 24金 同歩 14金 12玉

 

23角不成 22玉 32角成 11玉 12歩 同玉 23金 11玉

 

22馬まで 17手 

 

*詰むようになりましたか? 

 

何度も何度も繰り返し お願いします。

 


局面作成できますか? そこから詰ませられますか。

 

できるようになるまで

ゆっくり 何回もやってみましょう。

 


図:詰上がり図


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【学習
・解説

 

ここでのテーマは 

 

「打ち歩詰   打開」です

 

将棋のルールで打ち歩詰は 反則で禁ですね。

 

詰将棋も同様です。

 

今回の問題も途中でその局面が出てきます。

 

「打ち歩に詰あり」という格言があります。

 

取り組んでみましょう。


まず



図:24金

 
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24の歩頭に 
持ち駒から 大事な 金を捨てます。

 

*この24金は 同歩なら 23金で詰みです

 

捨てる=将棋に 古くから 伝わる言葉です

 

24へ金=ここには 打ちにくいですね。

 

大事な 駒を捨てる代償に

 

この駒を取らせる→対応したことによってできた隙 

 

駒の移動によって 得た形から

 

詰みへ繋げていく という 重要な意味を持ちます。

 

「詰み形」

 

実戦の仕掛け 開戦歩の突き捨てからとよく言います。

 

突き捨ての効果といいます。

 

詰将棋には 捨て駒が 頻出します。

 

詰将棋の手筋を学び 終盤で詰みを発見=嬉しいですね。

 

 

注意点は 駒を相手に渡すため 詰まなければ 実戦では

 

きな損になってしまいます。

 

「詰みより 必至」かけたほうが良いといわれるゆえんでしょうか。

 

詰将棋で練習しすぎて 実戦で 詰みがなのに

 

駒を相手にどんどん渡して


詰まなくて 逆転負け自分も経験がたくさんあります。

 

 

もしも 自玉に受けがなければ

 

相手の玉を詰めるよりありません。詰められなければ負けとなります。

 

詰将棋の習錬・詰み筋の習得は欠かせません。


* 読みの訓練にも良いですね。

 

24金には 

 

歩か玉どちらかで対応しなければなりません以下手順で示した通りですが 

 

繰り返しになります:金を歩で取ると23金まで 詰みですから 

 

同玉の1手 です

 

              ↓ 下の図まで進みます。

 

 

図:23角不成

 

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もしも 23角成と成ってしまうと 11玉と逃げられて

 

12歩と打つと 打ち歩詰で 反則負けです

 

  ↓

 

図:23角成

 


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(上の図は 12歩とすると 打ち歩の禁ですね)

 

不成=23角不成 が好手です。

 

玉が逃げますが。

 

図:32角成


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じょうずに 迫っています。

 

23角不成 から 32角成までがたらしめたものです

 

繰り返しやって 手筋を憶えましょう。

 

手順・手筋を 読む力を向上させていきましょう。

 

以下は 上記 始めに 示した手順で詰み上がりです。 



 
反転した図を 観て行きます。


図:反転図
 

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この97玉を自分の玉 として考えてください

 

この 玉に詰みがあることを確認しましょう。

 

実戦で一番重要な 詰みが ある なし を読む事です。

 

この場合は練習です 駒を動かして確認して

 

憶えたら 手順 解答を 観なくともできるようになりましょう。

 

 

自玉に詰みがあるので

 

手番を 手前 にあると仮定します。

 

自玉の詰みを外してみましょう。

 

良い受けがありますか?

 

 

図:86


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「敵の打ちたいところにへ打て」の格言に今回は従ってみました。


攻め方が 86金 と打ちたいところへ 香 。

 

これで金のみでは王手がうまくかからず 詰みを逃れています。

 

 

図:88金

 

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88金と下から 打っても 攻め方はこの玉を詰ますことができません。

 

・・・

 

今日の勉強は終わりです。

 

ありがとうございました。

 

繰り返してみて下さい。

 

強い人は「頭の中で動かして」全部の変化などは 憶えてください。

 

自玉の詰みの 確認も いつも通り お願いします。

 

そうして「詰めろ」を 外す手もいろいろあるので

 

やってみて練習しましょう。*1例が86香と88金でした。

 

また一緒に勉強しましょう。

 

局面作成

 

http://home.att.ne.jp/lemon/ogi/SituationFigure.html 様より