「詰将棋並べ」
今日も、並べて 勉強 しましょう。
繰り返しになりますが 要領は、「棋譜並べ」と同じです。
今日も、江戸時代の 作品から 勉強してみましょう。
有名なものです。
3作品目:今回 「13手です」長いですか?
勉強の流れは
例題記事 を参照ください。
渡瀬荘次郎著 「待宵(まつよい)」から。
「江戸慶応」の時代の詰将棋です。
「待宵 第16番」 観ていきましょう。
(これも 大変有名 な 作品なので 観たことありますか?)
図:初形
詰手順:52歩成 31玉 41と 32玉 24桂 同歩
42と 同玉 51銀 32玉 41角成 同玉 42金 まで13手
図:詰みあがり図
この初形、詰まし上げたいものですね。
13手 並べてください。繰り返して詰ませてください。
手順 「見なくても 大丈夫」まで お願いします。
この修練は のちに 様々 活きてくると 思います。
*学習 ・解説
4手目 「32玉」 と されたとき 詰まないような気がします。
「23の歩」の 頭に 桂馬! 「24桂」 を 習得しましょう。
23 の 地点に 隙間ができて 逃げ道が出来て不利なようですが、
「42と」→ 23玉 と 上げられたら
途中の手順です、↓ 42と に
ここをしっかり習得して 手筋を憶えられれば 良いですね。
図;23玉
図:41角成
23へ逃げても 41角成 の攻め手が 絶妙です。
馬の利きが14まで 届いています。
やむなく 34玉 ですが。
図:35金 まで
これで 詰みです。
攻め方 と 玉方の攻防 を 並べて習得しましょう。
図:54金
さらに 途中の手順で 51銀に 53玉と 角の方へ
逃げ道を 求めてきた場合 には、
そうですね 54金までで 詰みです。
図:23金
41角成 最後の方ですが、 取らないで 逃げても
23金と 23の地点が開いています=「23金」で詰みですね。
「24桂 同歩」 と 指した手の 効果です
23金が打てます。
いろいろな、攻防 変化を調べました。
全てで 詰むように しましょう。
図:反転図
前回 前々回 と 同様 初形 を 反転させた図です
68玉を 自玉として 考えてみます。
反転図でも 詰み手順 進めて 詰みますか
反転図でも 確認お願いします。違った感じに観えますか?
詰むので 手番が 手前として 受けて 「詰めろ」を
外してみましょう。
図:78玉
手番なら 78玉と 1つ 寄ります。
「玉の 早逃げ 8手の得」
プロの実戦譜でも 終盤など よくでてくる手筋です。
「一つ」 玉を 寄っただけで 詰まなくなっています。
早逃げ お試しください。
相手の 駒台の駒によって 有効ですね。
持ち駒を使わないで 詰めろが外れます
図:57玉
強い手です。57の 歩を 取っても詰みません、
相手の 駒台を観て 読みが必要です。
王手かけて追いかけて練習してみてください。
詰みません。
図:96歩
端の歩を一つ突きました。
「96歩」
この手でも 詰まなくなりました。
7筋 から 9筋 方面が 一気に広くなりました。
序盤 での 端の 突き合い があれば
良いのか、悪いのかは、別として このケースでは
端は 大きかった と いうことです。
他にも駒台にたくさん駒がありますから「詰めろ」
を外すのは容易かと思います。
今回の「詰めろ」を外す例では
持ち駒を使わないで 外してみました。
・・・
今日の勉強は終わりです。
ありがとうございました。
何度も 何度も繰り返してみて下さい。
強い人は 頭の中で動かして、全部の変化等 憶えてください。
反転図では、手前側を自玉として
自玉の 詰みの 確認 お願いします。
そうして「詰めろ」を 外す手もいろいろあるので
(持ち駒 も たくさんあります)
また一緒に勉強しましょう。
shogipic 様
より、局面作成 ありがとうございます。