今日の「詰将棋並べ」勉強。準備良いですか?
要領は、棋譜並べと同じです。
江戸時代の名作から勉強してみましょう。有名なものです。
渡瀬荘次郎著 「待宵(まつよい)」から。
「待宵 第1番」
(大変有名な作品なのでどこかで観たことありますか?)
図1:
詰手順:13銀 同桂 12金 同玉 21銀不成 22玉 32金まで7手
図:詰みあがり図
上記の詰手順をみながら並べて くださいね。
不成=成らない。ならず。
詰むようになりましたか?
普段 5手詰 が 「詰む」人は下へどうぞ ↓
*学習・解説
下記を読みながら、盤上で動かしてみてください。
この詰将棋の勉強です。強い人は、盤駒なしでお願いします。
初手13銀 同玉 と取ると、14金 12玉 13銀まで
初手13銀 同玉 14金 に 22玉も 23金まで
早く詰みます 5手で詰み。
初手13銀を 同香は? 21銀成 12玉 11金で早く詰みます
駒台に桂馬も余っていますし。
さて、
初手で、21銀成 は 詰みそうです?か?=強い人向けです
21銀成の図:
図:12玉
図「12玉と逃げると」これで詰まないようです
以下、図から 11成銀 同玉 14香 13歩の合駒! 同香不成
「13歩合」
図:13歩
歩合が 良い手 凌ぎ(しのぎ)でした
(中合といいます、玉と香の間の 玉から離れた所へ 合駒を打つ)
(単語は覚えなくてもいいです)憶えて欲しいけど。
13歩合 同香不成 22玉
歩合して 香を13へ呼び寄せて、22玉!でなんと詰まない。
この局面では
図:22玉
31の金も取られそう、それを防ぐ32金も
13玉と 香取って 上へするすると逃げられます。
駒が足りず、詰まないという事です。
(歩の合駒以外に 詰まないのは 「13桂」の合駒です。
よろしければ 歩合と桂合を 並べてみてください。
桂馬の合も詰みません。
**金の合駒は詰むのでご注意ください。
よって:初手13銀が正解で 桂馬・香車・玉が利いているところ
図:初形から 初手 13銀の図です
ここへ!銀を打つ手が良い手でした。素晴らしい手です。
*焦点といいます。
最後になりますが、
盤面を 反対向きにしました。自玉が詰むことを確認しましょう。
ここで自玉に詰みがあり、しかも「自分の手番」なら 受けましょう。
図:反転図
手前自分が手番です。受けが見つかりましたか?
自分が手番なら 86銀と上がると詰みません。上に 逃げ道を作った手です。
図:86銀
*この次に、相手が指しても詰まないので
必ず自分に「手番」がきます。
自玉に詰みがあって 相手に詰みがない場合は、受けが必要です。
今日の勉強は終わりです。
ありがとうございました。
何度も何度も繰り返してみて下さい。
強い人は頭の中で動かして、全部の変化や紛れ、憶えてください。
自玉の詰みの 確認 お願いします。
そうして「詰めろ」を 外す手もいろいろあるので(持ち駒たくさんあります)
やってみて練習しましょう。*1例が 86銀でした。
また一緒に勉強しましょう。
少し 難しいと感じた方は
例題で 勉強の流れをみてみましょうね。
* 【例題】待宵 第8番 5手詰
局面作成
クラウド将棋局面図ジェネレーター 様
https://sfenreader.appspot.com/ja/create_board.html
shogipic 様
より、ありがとうございます。